2006-02-03
_ [業界] Google原田氏講演会@東大本郷キャンパス & 五十嵐研訪問
Googleの原田さんから本郷で講演会をやるので来てねとメールがあったので行ってきた。原田さんお疲れ様でした。講演の内容は、大規模データセンタとか、スケーラブルなデータ解析とか、大規模データを活用したアプリケーションなどGoogleの設備・技術・アプリに関するオーバービュー的なお話。データセンタのPCは全部むき出しだとか、PCのコストパフォーマンスは向上しているけど、性能電力比はほぼ一定なので、電気代がかかってしようがないとか、十万台級のクラスタだとNICが意外と高くつくとか、map-reduceやsawzallの話とか、大規模アプリの例としてスペル訂正とか統計的機械翻訳の話とか盛りだくさん。でも、出てくる質問は内容と関係ないことばっかりだったり。
Howard Gobioff氏も来てたので講演の後でちょっと挨拶。やっとWWWに論文通りましたよと言ったら、WWWは競争率高くて良い会議なんだけどあまり使える技術は出てこないよねという話に。良い研究をするための大規模なハードウェアやデータは大手企業しか持っていないから大学などはそもそも対抗するのが大変だし、大手企業が出す論文は面白いけど商売上クリティカルでないものばかりだしね、とのこと。確かにここ数年そういう傾向なんだよねえ。技術系の人にとってはなおさらかも。
その後、五十嵐研にお邪魔。コンピュータソフトウェアWISS特集号への解説記事依頼の確認をして、特集号に論文投稿する予定の学生さんに絶対投稿してねと念押し。ついでに修士論文の発表練習を見学させてもらった。皆さん頑張ってます。井尻さんの新ネタも見せてもらったけどすごく良くできてる。うちの学生さんにも頑張ってももらわななあ。
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