2005-04-20
_ [業界] Search Engine Strategies 2005
に参加して、Yahoo!とGoogleの講演を聴いてきた。Yahoo!は、vertical search(専門検索)から、personal and shared searchの方向へ進んでいくのだそうだ。個人のニーズに合わせた検索や、グループでの検索結果・知識の共有とかそういう意味らしい。その理由として示されていたのが、検索は極度に個人的なものであるという統計。検索頻度の高いクエリの検索回数を3600位まで足し合わせた合計は、総検索回数の18%にしかならないこと、1回しか検索されなかったクエリの数は、ユニークなクエリの総数に対して63%にもなること、が示された。また、personal and shared searchの実現可能性については、すでに多数のログインユーザを抱えていることを指摘。現在のYahoo!の提供サービス数は80あり、そのうちログインサービスの数は55、ログインユーザ数は1310万IDにも達する(3月中にログインしたもののみ)。確かにこのユーザ数は強みだよなあ。まあだからといって、personal検索がうまくいくという保障はないわけですが。あと、現在のサーチエンジンのシェアでは、Yahoo!が57.3%で、Googleが24.2%だそうだ(ビデオリサーチ調べ2005年2月)。
後は、新サービスの「商品検索β板」と1年前に開始した「知恵袋」についての紹介。ここで小技を教えてもらえた。Yahoo!の検索ボックスに、「サービス名+!」と入力すると、そのサービスのトップページに飛べるそうだ。たとえば、「商品検索!」など。知らんかった。
商品検索は、FroogleとかアラジンとかのYahoo!版みたいなもの。Yahoo!ショッピングの商品と、自動的にクロールしてきた商品と、お店からのフィードをあわせて検索できるようになっているそうだ。知恵袋については、現在377万の質問があり、それらに対して、1429万の解答が寄せられており、解決済みのものが173万という数字が示された。
なんだかメモしてあるので書いておくが、YSTが目指すのは、Relevancy, Comprehensive, Freshness, Presentation, Trustの5つだそうだ。
Googleの講演は、アプライアンスの宣伝でした。以上。
エキシビジョンもちょこっとながめてきたけど、某社が宣伝してた、指定5サイトにリンクを張ると、4サイトから自動的にリンクをもらえるサービスってのがなかなか微妙。SPAMスレスレのような気がするが……。消えた1リンクはどこに行くのだろう……。
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