2005-02-06
_ [花粉症] 目一時痒ク鼻異常ナシ
自宅近くの林が杉と、今頃気付く間抜けさは、めでたくもありめでたくもなし。
というわけで、今日も起きたときに目が痒かった以外は順調。死刑執行を待つ囚人のような気持ちになる。
_ [テレビ] NHKスペシャル「巨大マネーが東京をねらう」
米不動産投資会社セキュアード・キャピタルの活動をメインにREITの現状を紹介。不良債権となった格安不動産を買い、リフォームして優良テナントをいれ価値を上げたところで転売して利益を得るのが基本。証券化して投資家からの投資を呼び、銀行からの借り入れも組み込んでリターンを増やす。4〜5%の利回りがでるが銀行の貸出金利変動などのリスクもある。紹介されていた会社の金主は、カリフォルニア州公務員退職年金基金のカルパースで、ここから20%(!)の利回りを要求されている。最近は、JREITも立ち上がり不動産価格が高騰。以前より旨みはなくなってきている。今後は地方の不動産も視野に入れるらしい。カルパースは日本で期待している利回りが出なくなればすぐ引き上げると言っている。日本を撤退した後は中国か。
日本の不良債権を回して稼いだお金が回りまわってアメリカの公務員の退職年金になるというのがなんともはや。世界中から儲け話を嗅ぎつけて動いているわけで、アメリカの公務員にとっては頼りになる(?)話だよなあ。日本の年金基金も見習って欲しいもんです。いや見習わなくていいから、せめて無駄遣いは止めてくれないかなあ。JREITも個人投資家にまで利益が回るのかねえ?
READMEと日記の書き方
僕も見ました.基本的に面白かったんだけど,鼻の効く多くの企業は中国から続々手を引き始めてるのに,最後のとってつけたような「次は中国」ってところに違和感を感じました(局の中枢まで食い込んでるんでしょうねぇ).
今中国がバブルの最中なので、はじけた後を狙うということなのかしらん。
結局米国に資金が集まるのはこういうことが出来るからじゃないかなあ。ただしこういう商売ができるためには経済成長とアジア通貨危機のような一種のバブル崩壊が必要なのだと思う。優良なのに値段が安い土地なり企業の存在が前提だからだ。経済が順調ならば良い物件に安値がついたりしない。こういう商売を米国内でやらずに外国でやっているところに彼らの恐ろしさを感じる。「フロンティア」を自分達で作っているのではないか…というような内容をいつか日記に書こうと思っていたのだが、こうしてとよだの日記のレスとして書いてしまうのは何故なんだろう、と思う事が結構あるんだよなあ。釣り師云々は冗談ですが。
あ、あまがささん、お帰りなさい(って今頃失礼)そうなんですか。「次は中国」ねえ。でも工場を建てるとかそういう真面目な投資じゃなくて短期のばくちを打つのなら中国はねらい目かもしれませんよ。日本のODAでせっせと育てて来ましたしね。まあ、NHKは新華社通信と組んで北京でホテル経営をしてましたからねえ。最近解消したという話も聞きましたが。
東京はフロンティアだ、とはまさにその会社の社長の弁でしたが、世界を見渡せばどこかで不況は起きてるでしょうから、そういうところを嗅ぎ付ける嗅覚が優れているんでしょうね。米の自作自演を疑うのは陰謀史観一歩手前なので慎重にしないといけないですが。
まあ、実際には綿密な計画に従ってやっているわけではなくて、色々な集団がそれぞれよってたかって上手く機会を利用しているんでしょうねえ。でもなんとなく「こういうのがカモだ」という暗黙の合意は彼らの間にはあるような気がしますが如何?
見逃しました。たしかに不動産関連の友人がリフォーム・建て替え転売が一番儲かるって言ってました。アメリカ国内でやっていないということはなくて、手つかずの東京に対して自国内は競争が厳しいんじゃないですかね。反対に、日本円の評価がこれだけ強いのですから、日本も製造業偏重ではなくて、ある程度ビッグマネーをちゃんと循環させる側にまわらないといけないという気がします。アメリカのは陰謀というより、上手な投資判断をできる情報力があるってことなのではないですか?
日本の年金が問題なのは無駄遣いがどうのこうのとか運用効率の問題ではなく、根本的に「労働年代層が年金生活者を支える」というコンセプトがまるで成り立たないからだと思います。保険型にするか、投資型にするかしてこのコンセプトを変えないかぎり、税金を増やしたり掛け金を増やして「100年安心です」といくら主張しても納付率は上がらんと思います。
> アメリカのは陰謀というより、上手な投資判断をできる情報力があるってことなのではないですか?<br><br>投資判断に関してはその通りだと思う。ただし、米国では同じ人達が現役時代に民と官を行ったり来たりしているのがちょっと気になっている。年金にたいしてはその通りだと思います。要するに払ってない人間を若い世代が支えるところから始めちゃったんだよね。
確かに運用効率だけで解決はしないのですが、投資型にせよなんにせよ、投資がうまくいくことが前提になるし、結局カルパースのようなことをせにゃあならんのですから、基本として押さえなくてはならんなあとも思うわけです。
巨大マネーやらで盛り上がっているところ申し訳ないが花粉症ネタに突っ込み。<br><br>私もどうもことし当たりから花粉症デビューしそうな気配が多少あるのですが、今日(2/7)は調子、どうでした?>とよだくん。私は、会社について微妙なくしゃみ(寒気もちょっとしたので風邪?)が出て、ついにキターか、とドキドキしているのですが…。
今日の日記にも書いときましたが、まだ無事です。鼻のスースー通る幸せをかみしめています。
> 確かに運用効率だけで解決はしないのですが、投資型にせよなんにせよ、投資がうまくいくことが前提になるし、結局カルパースのようなことをせにゃあならんのですから、基本として押さえなくてはならんなあとも思うわけです。<br><br>まさにその通り!!おいら自身も金融商品への投資は考えていますよ。ただ、私はそういう話とは別に「産業の実体に対して通貨、正確にいうとドルの量が多すぎるのではないか」という懸念を抱いています。本来なら暴落するはずだが暴落しないドルが溢れまくり、通常の産業投資ではもはや収益があげられないようになってしまっているのではないか、ということね。すまん、自分でも何を言っているのか、いまひとつ良く分かっていないな。