2005-02-14
_ [小物] バッファロー、NASとキャプチャBOXでPCレスTV予約録画「Link de 録!」
おっ、これはPSP用の番組録画にちょうど良いかな。NASとこういうproducer的機能を持った箱の組み合わせってのは他にも色々可能性がありそう。
_ [開発] WYSIWYGでグラフ描きたいですか?
Graphviz Hikiですが、こんなにやる気のないソフトウェアにとみざわさんetoさんから貴重なコメントを頂いてしまいました。ありがとうございます。あれは、当面必要なものを最短手順で実装したらああなったという代物で、時代に逆行しているのは重々承知しております。
さてそこで本題。別に開き直るわけではないのですが、WYSIWYG的エディタでグラフを描くのが人間にとって優しいというのは本当に正しいのでしょうか?私の経験で言いますと、今のところ、十数ノード程度の論文にのっけるようなグラフなら真、数十数百ノードのグラフでは偽です。先だって、300ノード程度のグラフを本からの引き写しで手作りする必要に迫られた私は、色々と手段を模索した結果、GraphvizのDOT形式直書きを選択しました。DOTに慣れるのに少し手間取りましたが、慣れてしまえば後はスイスイ。ノードのつながりだけ書いてコンパイルすればよいだけなので、あんがいあっさり目的を達成することができました。ちょっと我慢して修行すれば素晴らしい効率を達成できるツールの典型といって良いでしょう。萩谷先生言うところの「我慢ユーザインタフェース(GUI)」という奴です。そのへんのお絵かきソフトでは、まずやる気が起きません。やったとしても、死ぬほどの手間と時間がかかったことでしょう。
という訳で私が欲しいのは、ノードの結合情報はテキストでどんどん入力できて、自動でレイアウトをしてくれて、最後にGUIでレイアウトを微調整できるようなグラフエディタです。以前UISTでそれに近いエディタを見たのですが結局公開はされなかった模様です。その後も、理想のエディタは見つけられていません。
数十以上のノードからなるグラフを描く機会など普通ないではないか、との反論もあるでしょうが、大規模なソフトウェア設計図、小説や漫画の登場人物相関図、神話における家系図、ゲームブックのパラグラフ分岐図、「ドラゴン桜」に登場したメモリツリーなどなど、既存のツールでは描きにくい図はたくさんあります。こういった図をサクサク描けるようになって初めてコンピューターは人間の思考をサポートする機械となれるのではないでしょうか。現状ははっきり言ってまだまだですね。
READMEと日記の書き方
> 大規模なソフトウェア設計図<br><br>開発時におおがかりで詳細な設計図を一人で全部書くことはあまり無いと思う。工程の上流でシステム分割をしてしまうので、各個人が担当する量はそれほど大きく無いからだ。(教科書通りに開発が進めば、だけど)しかしながら、じゃあ山ほどノードが出来るような事態はありえないのかと言われると決してそんなことはなくて、ソフトウェアの大域的な振る舞いの静的・動的な分析をしようと思うと山のようなノードとリンクが出てきて本当に嫌になってしまう…そんな話をするために2/25に東京に行くような気がしておりますです。
大規模は言いすぎでしたか。でも担当分だけでも十分大きくはなり得るということですね。
軽いジャブと言うかゲリラ的突っ込みに誠意ある回答をいただきありがとうございます。と言っているそばから何ではあるが、このように品はあるが?どうでも良い話より、品はないが人間的深みのある話の方が好きなので、またもジャブだけ打って逃げよう。<br><br>> さてそこで本題。別に開き直るわけではないのですが、<br>> WYSIWYG的エディタでグラフを描くのが人間にとって優<br>> しいというのは本当に正しいのでしょうか?<br><br>基本的に上記の議論はまったく同意である。で、言いたかったのは、あのスクリーンショットのサイズのグラフを書くのにdotはどうよ?ということなのでした。
右と下にさらに倍ぐらいの広がりのある図ですので……。<br>まあ特に品はないと思いますが、一部のマニア以外にはどうでもよい話なのはまったくそのとおりですね。
なるほど、でも、パワポで50%とか、打ってみると、とかなら何とか対応できそうな気もする…。<br><br>ちなみに私もかつて趣味で、グラフの大きさはピン切りだが、グラフの数が数万個ある某データを無理やり全部絵でどうしても見たかったので、dotを覚えました。一定サイズ以下は消して、16in1とかでPSファイルをつくって見ましたが…。というあたりでおやすみなさい。
実は、パワポでいっぺん作っていて新しい情報を追加しようとしたところで破綻したという経緯があったりします。あんなツールでは2度とグラフは描かんと心に誓ったのでした。